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半3声(第3声の変化)

さっき中国語の発音の本を読んでいて、この半3声というものを初めて知りました(恥ずかしい・・・)。忘れないうちにメモしておきます。

3声+3声
となった時は、前の3声が2声に変化しますが(声調記号はそのまま)、

3声+1声or2声or4声or軽声(つまり3声以外)
となった場合は、前の3声が半3声になる。半3声とは、3声の前半分だけを低く抑えて発音するもの。声調記号はそのまま。

説明をみてなるほど~と思いました。中国語の発音を聞いていて、3声を単独で使う場合と、3声+3声以外の組み合わせの場合で3声の発音が違うのにはなんとなく気づいてモヤモヤしてたんだけど、こんな決まりがあるとは・・。これ私がメインで使っている参考書には書いてなかった。もともと3声の後半部分はおまけみたいな扱いだから、わざわざ説明されなくてもわかる人が多いんだろうか。

「一」の声調の変化について

中国語の「一」の声調の変化について、なまけてちゃんと理解しないまま放置していたから、ここでまとめておきます。

「一」はもともとの声調は第1声(yi)。ただし場合によって声調が変化する。変化する場合は声調記号の表示も書き換える。

「一」の後ろに、1声、2声、3声のどれかが来た場合は、4声に変化する。


一本书(yi ben shu 4声3声1声)後ろに3声が来ているから4声に変化

「一」の後ろに4声、もしくは4声が変化し軽声になったものが来た場合は、2声に変化。


一架飞机(yi jia fei ji 2声4声1声1声)後ろに4声が来ているから2声に変化

ただし序数として使う場合や、番号を棒読みする場合などは、1声のまま。

一月 yi yue 1声4声 後ろに4声が来ているけど、序数なので1声のまま
一号 yi hao 1声4声
一日 yi ri  1声4声
一九九九年 yi jiu jiu jiu nian  1声3声3声3声2声 

発音で他に曖昧なままなのは「r化」だ。

好久不见の発音

好久不见
ピンインはhao jiu bu jian 3声 3声 2声 4声

意味は「好久」が「長い間」、「不见」は「会わない」だから
「長いことあっていません」で「お久しぶり」となる。
これは中国語の教科書では一番最初のあたりで紹介されるフレーズです。
でも、この「好久不见」の発音は今までちゃんと理解しておらず適当に頭に入れていました。
今日改めて発音を聞いたら間違っていることに気づきました。確認のために自分でまとめて書いておきます。

まず、四声について。
「好久」は3声+3声だから、前の3声が2声に変化する。ただし、表記は3声のまま。

「不见」の「不」は本来は、4声だけども、4声の前に来る場合は2声に変化する。変化する場合は表記も変わる。
「见」は4声だから、その前の「不」は4声から2声に変わる。

次にピンインについて。
「久」のピンインは「jiu」。これは「j+iou」から、ピンイン「o」が抜けたもの。3重母音「iou」は前に子音が付くと「o」が無くなり「iu」と書く。ただし、3声、4声の場合は、「o」の発音をはっきりする。

「见」のピンインは「jian」。これは「j+ian」。「ian」は「~n」の複合母音のことで、この場合「a」はローマ字読みしてしまうと本来の発音と全然違うようになるから特に注意が必要。

こうやって書いてみてやっと発音の仕組みが少しだけわかってきた気がする。やっぱり基礎は大切だなぁ。

3重母音のピンイン「uei」

3重母音の発音「uei」、これも未だによく身についていない。

参考書を見ると、このピンインの前に子音がつく場合は、「e」の発音が弱くなるから、「e」が消えて、「ui」と書くと説明してある。
「e」のピンインが消えるといっても、その発音が完全に消えるわけじゃなくて、ネイティブ音声を聞いていると微妙に発音をしているんですね(全く発音してないものもある気がする)。前からピンイン「~ui」の発音で、「u」と「i」の間に何か他の音が聞こえる場合があると思ってました。今頃、その謎が解けました。ここも一番最初に参考書を通してやったときに目を通したのは覚えてるけど、ぜんぜん理解はしてなかったみたいです。

発音についての説明って本によって微妙に違ったり、ネイティブ音声も教材によって微妙に発音の仕方が違う気がするので少し混乱気味です。

ピンインiの3種類の発音

ピンイン「i」の発音には3種類あることに最初は気づきませんでした。
zi,ci,siの場合は、大きく発音が変わるから、iの発音が変わることにすぐ気づきましたが、
chi,zhi,shi,riの場合もiの発音が変わるということに気づくのには時間がかかりました。

ji,qi,xiのiも、chi,zhi,shi,riのiも同じ発音だと最初に思い込んでしまっていたから、
その後も、耳から入ってきた音声を、脳内で勝手に変換して、どちらのiも同じだと認識していたようです。独学で勉強しているとこういう思い込みが危ないです。

中国語の勉強をはじめて、しばらくして、中国人の方と話す機会があり、生の声を聞いたときに
あれ?なんかiの発音が違う、と気づきました。
そのとき気づいたのは「吃」の発音です。「几」とかのiと発音が違うとはっきり意識できました。
その中国人に発音のことを聞いてみると、私の発音は間違っているときっぱり言われたから、家に帰って参考書で調べました。ピンインiには3種類の発音があるとちゃんと書いてありました。(おまけみたいに小さく書いてあったから、見落としてた・・)
chi,zhi,shi,riの場合は、ji,qi,xiの場合のiのように鋭くなく、もっと曖昧に発音すると説明が書いてあります。「イ」に近い曖昧な音、などとも書いてありますが、カタカナで発音を書くと無意識にカタカナ発音にひきずられてしまうから、これからは、ブログに書くときもカタカナは使わないようにします。

CDやネットで中国語を聞いているときは気づかなかったのに、中国人と話したときにすぐに間違いに気づいたのは、緊張して音に集中していたからだろう、と今になって、そう思います。集中力って大切ですね。