「映画」カテゴリーアーカイブ

101次求婚(林志玲版)

2013年の中国映画。
日本で20年前、ちょうどバブルの最後頃にヒットした101回目のプロポーズのリメイク版。
この前中国に行った時ちょうど映画館でやっていた。
あまり期待せずに見たんだけど、結構面白い。
ストーリーの大筋は日本版とだいたい同じ、主人公の知り合いつながりで武田鉄矢も出ていた。
恋愛系の映画はあまり難しい中国語が出てこないので、語学の練習にはいいのかもしれない。

那些年,我們一起追的女孩のメモ

那些年,我們一起追的女孩

2011年の台湾映画。
日本では、あの頃、君を追いかけたというタイトルになってる。
台湾と香港でヒットした映画らしく薦められて見てみたんだけど、面白さがわからなかった・・。
高校生の仲良しグループが大人になって・・・、という話で、最近読んだ村上春樹を思い出した。話の内容は真逆すぎるけど。

ただ、女性の主人公が彼氏と別れた後に、最初に告白してきた男性と付き合ったり、最後の結婚相手とかは、あるある、と思った。

想像だけど、中国、香港、台湾のぐーんと伸びてきた経済成長の急な伸びが2008年以降終わってしまい、時期的に昔を懐かしむようなこういう映画がタイミングがよくてヒットしたのかもと思いながら見ていた。

日本だと、1990年代に日経平均4万円くらいでバブルが終わって、もう20年も経つので、こういう映画はあまりヒットしないのかなぁとも思った。

单身男女

单身男女

2011年の香港映画。
主演は高圆圆。この人は美人だなぁというのがこの映画を見た感想。
内容はタイトルから想像できる通りだった。

主人公が家のカギを忘れて、上司にマゼラティで家まで送ってもらい、アパートの壁を登ってトイレの窓から部屋に入って内側から玄関のカギを空けてもらう。

上司が部屋の中で、サプライズを用意して、主人公といろいろあるんだけど、ここでのやり取りが面白かった。

あと、サプライズを見るたびに、主人公が順番に

无聊

非常无聊

超级无聊

と反応を変えていくんだけど、この場面で超级の使い方のイメージがわかった気がする。

杜拉拉升职记

杜拉拉升职记

2010年の映画版の方を見た。小説が原作でドラマにもなってる。


元々は小説がヒットしたらしい。中国のアマゾンの評価みたらコメントが4000個を超えてる・・。

内容は1行で書くと、外資系企業で働く女性のサクセスストーリー。最近は日本でこういうドラマ、映画をさっぱり見なくなった気がする。

主演の女性が監督もしていて、男の主人公は歌手が演じている。

 

内容は置いておいて、映画に出てくる車を観察してみた。今中国は世界で一番車が売れている市場なので車の宣伝も多い。この映画では日本のマツダの中国での合資会社が協力している(映画の最後に社名が出てくる)。

外資系企業の偉い人がなぜかマツダの「马自达 睿翼」日本名だとアテンザに乗っていたり、主人公が少し出世した後に貯金をはたいて、MX-5(日本のロードスター)を買ったりする。ロードスターは中国国内で生産していないので、中国で買うと30万元くらい。アテンザの方は現地生産していて20万元くらい。この辺の設定に無茶があるのがある意味合理的だなぁと思った。

あと、登場人物達が頻繁に英語交じりで話すのは、上海の外資系企業にありがちだけど、なんだか見ていて落ち着かない。

非诚勿扰

2009年の中国映画。

この映画がきっかけで、北海道旅行にでかける中国人が増えた聞いたことがあったので、今更ながら見てみた。

 

タイトルの「非诚勿扰」だけど

非诚の诚は、日本語の誠実の誠で、非は否定の言葉だから、誠実でないのなら、つまり「本気じゃないなら」の意味。

勿扰の勿は「~しないで」の意味、扰は打扰の扰だから、邪魔をする、勿扰で「邪魔をしないで」の意味。

なので、「非诚勿扰」は「本気じゃないなら、邪魔をしないで」の意味。なんでこういうタイトルかというと、お見合いの話だから。

映画以外にも、同じ「非诚勿扰」という番組名のお見合い番組もあってこれも人気らしい。

 

この映画は北海道の風景とか食べ物とか、旅館とか確かに綺麗に撮ってある。

内容は、中年男性が結婚相手を見つけるためにお見合いして、いろんな相手にあって、その中の1人(空姐,スチュワーデス)と北海道旅行に行って・・・という話。

居酒屋の外にある若い女性の写真を見て、中に入ったら、その写真の人はおばあちゃんになっていて、主人公が、じゃあ帰ろうと行った時に、もう一人が没有礼貌と言って、注文をする場面がなんとなく良かった。