月別アーカイブ: 2009年11月

電子辞書WORDTANK V923のタッチペンが壊れる

wordtank-v923
これは私が使っている中国語モデルの電子辞書canonのWORDTANK V923です。
写真のように、机の上に置いてパソコンからUSB経由で電源を供給した状態で使うことがほとんどです。電子辞書に繋がっているコードの片方はUSB電源、もう一方はネイテイブ発音を聞くためのイヤホンコード。この電子辞書wordtank v923は使い始めて半年ちょっとです。使ってみた感想としては特に不満はなく、満足しています。特に重宝している機能は、タッチペンによるジャンプ検索と、ほぼすべての単語にネイティブ音声がついている点です。このお陰で相当時間が節約されているのは間違いありません。価格は3万円ちょっとでしたから、よい初期投資をしたと思います。

pen

これは、電子辞書につかうタッチペンです。この前、ほかのことをしながら、タッチペンをいじっていたら、飛んでいってしまって床に落ちたとき、ぽっきりと折れてしまいました。わざわざ新品を注文しないといけないのかなと思ったのですが、試しに電子辞書の画面をポールペンの芯を引っ込めたものでつつくと普通に操作できました。このタッチペンって特別な装置が組み込まれていると思ってたのですが、ただ単に普通の棒なんですね、初めて知りました。画面は圧力に反応しているらしく、指で押してもちゃんと反応しました。ただ、画面はプラスチックのようなものでできているから、傷がつきにくい素材と形状でできていそうです。今取り合えず、ボールペンの芯を引っ込めたものでしばらく使っています・・・。

タッチペンがただの棒なら、折れてしまった純正のタッチペンは瞬間接着剤でくっつければまた正常に使えるので、わざわざ新品を注文する必要はなさそうです。さっそく明日にでも接着剤を買ってきて修理することにします。

発音の音節構造と音節表がわかってきた

最近中国語の発音ばかりアホみたいに集中してやっていました。発音にはまっている理由は、私自身の発音がまずいと自覚したのがきっかけです。そのことに気づいたから、やる気のある今のうちに集中して学習しておこうと思ったわけです。

発音は勉強を始めた当初一通り勉強したつもりでしたが、文字通り勉強したつもりなだけで、身についてはいなかったようです。中国人と話す機会があり、少し会話はするのですが、私が外国人だとわかっているから、気を使ってくれて明らかな間違い以外は向こうで勝手に推測して理解してくれるんですよね。自分が外国人と話すときも相手の発音が少々おかしくてもいちいち指摘しないのと同じです。

現在、中国語の勉強は一通り全部やり終え(身についたかどうかは別ですが)、これからは語彙を増やしていくこと、基本的な文法を正確に使いこなすこと、発音の精度を高めることを中心にやっていくつもりです。そこで、発音の教科書をまた一からじっくり読んだところ、最初に勉強したときには気づかなかったことが、いろいろ見えてきました。私の発音の間違っている部分にもこの時気づきました。

勉強法の本を読むと、薄い基本書を1週間以内に数回目を通して回転させると、その分野の全体像が理解しやすくなると書いてあります。私が発音の全体像に気づいたのも結局は何度もちょくちょく発音の教科書を開いていたからですから、短期間に何度も回転させるという方法は私が想像している以上に有効な方法かもしれません、今度何か学習するときはぜひ使ってみることにします。

それで、発音については、まず中国語の発音の全体像がわかっていなかったことにやっと気づきました。
今までは、意味もわからず、ピンインとその発音をひたすら覚えていました。丸暗記は悪くないと思いますが、構造とか、全体像がわかっていたほうが効率よく覚えられるように思います。

私が使っている発音の教科書には、中国語の音節構造と音節表が載っています。最初はこんなもの役に立たないと思いざっと流していました。が今やっとこれの大切さがわかりました。当たり前ですが、発音は無限にあるわけではないから、一つの発音、つまり音節の構造がわかり、そこの各部分に入る音の種類がわかれば、音節の発音の組み合わせがわかってきます。それを網羅したものが音節表。各部分に入る音は、すべて教科書内で説明してあるものだから、覚えるものは意外に少ないんですよねぇ。頭がいい人はこんなこと最初から理解しているんでしょうけど、私は勉強初めて半年以上たってやっときづきました・・・。

発音については、無気音と有気音についても微妙に勘違いしてたり、気づいたことがたくさんあるので、少しづつまとめていこうと思います。では。

r化のまとめ

r化(儿化 er hua 2声4声)

r化した単語は良く見かけますが、r化の使い方はまだ理解できていません。

具体的に何がわからないかというと
どういうときr化するのか?
r化すると意味がどう変わるのか?
発音はどうするのか?
がわかりません。

手元の辞書や参考書を見てまとめると、
r化とは、中国の共通語(普通话)と一部の方言で使われる発音現象の一つで、地方により使われ方が大きく異なる。参考書で説明されているr化は、北京の一般市民が使っている話言葉のr化をもとに紹介している。r化する場合は、(儿)を単独では発音せず、前の音節と合体して一つの音節になり、最後を巻き舌で発音する。r化しても文字はもとのまま書く場合もある。アール化した物は、より軽く、親しみがこもった感じになる。「儿」のピンインは「er」だけども、アール化した場合は、「r」だけを付け加える。

説明を読むとわかった気にはなるんだけど、実は全然わかってない。量をこなすと自然にわかってくるんだろうか。取り合えず、r化すると「親しみがこもった感じになる」と頭に入れておこう。

発音については以下のような決まりがあるとのこと。すべて表記上は語尾に「r」をつけるだけでどれも変化なし。実際の発音だけ変わる。
韻尾とか韻母というのは中国語の音節を作る各部の名前。音節とは、一つのまとまりの音として意識され発音される単位のこと。音節の仕組みは最近やっと理解できたので次回ブログに書くつもり。

①韻尾が「i」の場合は、「i」が無くなる
小孩xiaohai 小孩儿 xiaohair
味wei 味儿 weir
一块yikuai 一块儿 yikuair

②韻尾が「n」の場合は、「n」が無くなる
玩wan 玩儿 wanr
有点youdian 有点儿 youdianr

③韻尾が「ng」の場合は、「ng」が無くなり、その前の主母音が鼻音化
有空 youkong 有空儿 youkongr
空kong 空儿 kongr
电影 dianying 电影儿 dianyingr

④韻母が「i」「y(uの上に点がふたつ付くほう)」の場合、「er」を発音
金鱼 jinyu 金鱼儿 jinyur
小鸡 xiaoji 小鸡儿 xiaojir

⑤舌尖音の場合、「i」が「er」になる
事 shi 事儿 shir
字 zi 字儿 zir

⑥上記以外は最後に「r」を加えて発音
猫 mao 猫儿 maor
花 hua 花儿 huar

③の変化がわからないなぁ。母音が鼻音化ってただ鼻から息を抜くだけでいいんだろうか。

ちなみに、私の環境ではパソコンで打ち込む場合は、各単語を書いた後に「er」と入れるとr化したものが表示される。「r」だけ入力しても駄目。電子辞書だと逆に「r」と入れないと駄目で、「er」と入れると変換されない。

半3声(第3声の変化)

さっき中国語の発音の本を読んでいて、この半3声というものを初めて知りました(恥ずかしい・・・)。忘れないうちにメモしておきます。

3声+3声
となった時は、前の3声が2声に変化しますが(声調記号はそのまま)、

3声+1声or2声or4声or軽声(つまり3声以外)
となった場合は、前の3声が半3声になる。半3声とは、3声の前半分だけを低く抑えて発音するもの。声調記号はそのまま。

説明をみてなるほど~と思いました。中国語の発音を聞いていて、3声を単独で使う場合と、3声+3声以外の組み合わせの場合で3声の発音が違うのにはなんとなく気づいてモヤモヤしてたんだけど、こんな決まりがあるとは・・。これ私がメインで使っている参考書には書いてなかった。もともと3声の後半部分はおまけみたいな扱いだから、わざわざ説明されなくてもわかる人が多いんだろうか。

「一」の声調の変化について

中国語の「一」の声調の変化について、なまけてちゃんと理解しないまま放置していたから、ここでまとめておきます。

「一」はもともとの声調は第1声(yi)。ただし場合によって声調が変化する。変化する場合は声調記号の表示も書き換える。

「一」の後ろに、1声、2声、3声のどれかが来た場合は、4声に変化する。


一本书(yi ben shu 4声3声1声)後ろに3声が来ているから4声に変化

「一」の後ろに4声、もしくは4声が変化し軽声になったものが来た場合は、2声に変化。


一架飞机(yi jia fei ji 2声4声1声1声)後ろに4声が来ているから2声に変化

ただし序数として使う場合や、番号を棒読みする場合などは、1声のまま。

一月 yi yue 1声4声 後ろに4声が来ているけど、序数なので1声のまま
一号 yi hao 1声4声
一日 yi ri  1声4声
一九九九年 yi jiu jiu jiu nian  1声3声3声3声2声 

発音で他に曖昧なままなのは「r化」だ。