だらしない大人の中国語勉強法

本屋に行くと勉強法に関する本があふれています。なぜあんなに勉強法に関する本が多いかというと「ダイエットと同じく勉強というものがめったなことでは上手く行かないからでしょう」と誰かが言っていました。起訴休職外務事務官で作家の佐藤優さんがインテリジェンス人生相談(この本はかなり面白かったです)で記憶力について「一番大切なのはノウハウではなく、その対象を本当に必要としているかどうか」というようなことを言っていました。結局は身もふたもないけどこれが真実な気がします。

ただ、最近中国語の勉強をしていてひとつ気づいたことがあります。生きるか死ぬかを左右するほど必要ではないけども興味がある対象の勉強について(私の場合は中国語)役に立つんじゃないかと思います。それはいきなり基礎から完璧にやろうとしないことが大切じゃないか?ってことです。昔買ってずっと放置したままになっている英語の参考書を見てなぜ手をつけなかったんだろうとふと思ったんですね。英語の勉強に関しては参考書を使った勉強は続きませんでしたが、海外のサイトを辞書ソフトを使いながら見るということはずっと勉強という意識もないまま続けています。参考書を使って勉強するのと、海外の興味あるサイトを辞書を使って読むことの一番の違いは何かいうと、好奇心の優先順位の違いじゃないかと思います。

参考書を使って勉強しようとすると基礎を1から完璧にやろうとして、最初にその分野に持った好奇心をひとまず横に置いて、興味がないこともしないといけません。でも海外の興味のあるサイトを辞書で調べながら見るというのは好奇心に直結していて、かつ必要としているものを吸収しているという実感があるから脳が感じる気持ちよさが全然違うんですよね。

参考書にしても興味があるところだけをピンポイントでそのつど利用すればいいのになぜか1から完璧にやらなきゃという思い込みが自分の中にあります。おそらく子供の頃の学校の勉強の習慣からきていると思います。子供の頃は意味が無いことの丸暗記もしやすいので、基礎を1から勉強する方法はきっと有効なんでしょう。でも大人になると無邪気でなくなり、1から勉強するのはしんどい。なのに大人が無理に子供に適した勉強方法をやろうとするから勉強が続かないのでは?という気がしています。

これらのことに気づいたことは自分の勉強方を見直すきっかけになりました。まず興味を持ったこと、好奇心を大切にして好きなことから勉強する。よって1から基礎を無理に勉強しない。しかし独りよがりになったら駄目なのでその分野の全体像は知っておく。いきなり完璧を目指そうとするとモチベーションが続きにくいのでまずは8割を目指す。これらを意識しながら今は他の勉強もしています。(野口 悠紀雄 「超」勉強法を読むと同じようなことが書いてあって共感する部分が多かったです。)

今の中国語の勉強では最初から興味があることだけをツマミ食いみたいにして勉強していました。でも興味があることから勉強すると必要なことも芋づる式にどんどん覚えていくので気づかないうちに結構な範囲の勉強をしていることに気づきます。意識しないで上で書いたことを実戦していたんですよね。変に力まずリラックスして勉強しはじめたのが良かったのかもしれません。

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最近読んだ人生相談の本の中では一番面白い本です。勉強に関する相談も多くてそれに対する佐藤優氏の解答がよくあるような感情論ではなく、科学的論理的な答えなので気持ちが良く、実際に役に立ちそうです。

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