中国語の地方による発音の違い

この前、中国の南京出身の中国人と話をする機会がありました。
私はまだ赤ちゃんレベルの中国語でしか会話はできませんから、相手の方に手取り足取り教えてもらって話したのですが、その方の発音を聴いていて気づいたことがあるのでメモしておきます。

例えば、「眼泪」(日本語の意味は涙)のピンインは普通话では「yanlei 3声4声」ですが、その方の発音を聞いていると「yannei」と聞こえるんです。つまりピンインの「l」が「n」に聞こえたのです。以前、このブログのコメント欄にて親切な方から、南京の方では「l」と「n」の発音が違うみたいな話を聞いていたのと、会話の流れから想像して単語はわかりましたが、本当に地方により発音が違うものなんですね。

その人に発音の違いについて聞いてみたら、南京は田舎ですからと少し恥ずかしがっていました。
南京は田舎の都会というイメージの都市らしく(実際は南京は大都市)、言葉使いが荒いのだそうです。(その人に聞いた話なので一般的な認識かどうかは不明)
ただ、日本人が勉強するいわゆる中国語(普通語)なら問題なく相手にも通じるそうです。相手が話していることも、私が聞いた感じではすぐに慣れるレベルの違いで問題ないと思いました。

ついでなので、南京市について少し調べてみました。
南京(nan jing 2声1声)は、江蘇省(江苏 jiang su 1声1声)の省都。夏が非常に暑いらしく、中国四大竈(かまど)の一つ。他は重慶、武漢、南昌の3箇所。
南京市街地の写真①
南京市街地の写真②

南京の政府のサイト(中国語)

南京にある超高層タワービルの紫峰タワーの写真
(現時点で中国で2番目、世界で5番目の高さらしい。)

南京を田舎の都会と例えていた理由がなんとなくわかった気がする。

南京といえば、最近、日本のラオックスを買収した中国企業が南京の企業でした。
蘇寧電器集団という名前で本社が江蘇省南京市にあり、中国の家電量販店では最大手の企業だそうです。
蘇寧電器集団は中国語で「苏宁电器集团公司」(sū níng diàn qì jí tuán gōng sī)。
「苏宁」のピンインが「sū níng」なので、看板など広告には「SUNING」という英語名を使っているようです。
会社のサイトは以下
http://www.cnsuning.com/

百度百科の説明
http://baike.baidu.com/view/846754.htm

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