この本は当たりでした。
外出先で空き時間があったので、ちょっと本屋に寄って買って読んだ本です。
著者の相原茂さんは、中国語の参考書「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」を書いた人。
この参考書は結構気に入って使っているので、同じ著者の本も読んでみたいと思っていた。
読みやすい本で1時間もあれば全部読めます。
内容は具体的実践的で役に立てようという意思があれば非常に有益になる本です。
以下メモした点
- 音から意味がわかるようになると良い
- ある程度集中して学習する期間を作る
- お金か時間を投資する
- LL、自分の声を録音し、ネイティブの声と比べる
- 本来音を出すことは楽しい
- 大学時代の同級生のその後を見ていても、結局楽しんでやってる人が伸びている
- 自分の弱さを認めて勉強の仕方を工夫する
- 自分の器官を使ってやる
- 頭の中で会話のリアルなイメージトレーニングができる人は伸びる
- 勉強するチャンスはいくらでもある、目に見える物を訳す習慣をつける
- 最初に文字の読み方をしっかりやるといい、中途半端に漢字がわかるからと適当にやると駄目
- 中国語の言語のリズム(四声とかじゃなく)を身につけると良い
本屋の語学コーナーを見てみると、今でもまだ英語に比べて中国語の学習環境は遅れていると思います。
相原茂さんが大学生の頃は、今みたいに中国語の勉強をする人もいなかったので、今とは比べ物にならないくらい勉強する環境が悪かった。
そんな環境の中で試行錯誤し勉強してきたからこそ、この本に書いてあるような、具体的で役に立つ、地に足のついた言葉が出てくるのだろうなと感じました。
いくつも役に立つことが書いてあるけども、あえて一つあげるなら
著者が自分は怠け者だから勉強の仕方を工夫しているという点
努力や根性などではなく、やり方を工夫する
これは、語学の勉強を続けている人なら、うすうす気づいていることだと思う
こういう自分の弱さを素直に書いていることに好感を持てます。
中国語を本気で身につけたい人にはぜひ読んで貰いたい本です!
と紹介しなくても、日本で、特に独学で中国語を勉強している人なら自然とめぐり合う本な気がします。
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