r化のまとめ

r化(儿化 er hua 2声4声)

r化した単語は良く見かけますが、r化の使い方はまだ理解できていません。

具体的に何がわからないかというと
どういうときr化するのか?
r化すると意味がどう変わるのか?
発音はどうするのか?
がわかりません。

手元の辞書や参考書を見てまとめると、
r化とは、中国の共通語(普通话)と一部の方言で使われる発音現象の一つで、地方により使われ方が大きく異なる。参考書で説明されているr化は、北京の一般市民が使っている話言葉のr化をもとに紹介している。r化する場合は、(儿)を単独では発音せず、前の音節と合体して一つの音節になり、最後を巻き舌で発音する。r化しても文字はもとのまま書く場合もある。アール化した物は、より軽く、親しみがこもった感じになる。「儿」のピンインは「er」だけども、アール化した場合は、「r」だけを付け加える。

説明を読むとわかった気にはなるんだけど、実は全然わかってない。量をこなすと自然にわかってくるんだろうか。取り合えず、r化すると「親しみがこもった感じになる」と頭に入れておこう。

発音については以下のような決まりがあるとのこと。すべて表記上は語尾に「r」をつけるだけでどれも変化なし。実際の発音だけ変わる。
韻尾とか韻母というのは中国語の音節を作る各部の名前。音節とは、一つのまとまりの音として意識され発音される単位のこと。音節の仕組みは最近やっと理解できたので次回ブログに書くつもり。

①韻尾が「i」の場合は、「i」が無くなる
小孩xiaohai 小孩儿 xiaohair
味wei 味儿 weir
一块yikuai 一块儿 yikuair

②韻尾が「n」の場合は、「n」が無くなる
玩wan 玩儿 wanr
有点youdian 有点儿 youdianr

③韻尾が「ng」の場合は、「ng」が無くなり、その前の主母音が鼻音化
有空 youkong 有空儿 youkongr
空kong 空儿 kongr
电影 dianying 电影儿 dianyingr

④韻母が「i」「y(uの上に点がふたつ付くほう)」の場合、「er」を発音
金鱼 jinyu 金鱼儿 jinyur
小鸡 xiaoji 小鸡儿 xiaojir

⑤舌尖音の場合、「i」が「er」になる
事 shi 事儿 shir
字 zi 字儿 zir

⑥上記以外は最後に「r」を加えて発音
猫 mao 猫儿 maor
花 hua 花儿 huar

③の変化がわからないなぁ。母音が鼻音化ってただ鼻から息を抜くだけでいいんだろうか。

ちなみに、私の環境ではパソコンで打ち込む場合は、各単語を書いた後に「er」と入れるとr化したものが表示される。「r」だけ入力しても駄目。電子辞書だと逆に「r」と入れないと駄目で、「er」と入れると変換されない。

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