「生活」カテゴリーアーカイブ

ご飯食べましたか?というあいさつ

吃饭了吗?

これは直訳するとご飯食べましたか?という意味ですが
中国人は実際にご飯を食べたかどうかを聞くだけでなく挨拶代わりに使う、というふうに参考書などでよく紹介されています。
20年以上前から中国に何回も行っている外国人が話していたんですが、
昔の中国は食料が不足していたから、ご飯食べた?という言葉を挨拶代わりに多くの人が使っていた、とのことです。
食べ物が足りないことから、ご飯食べた?が挨拶としてつかわれるようになったのかどうか本当のことは知りませんが、なるほどなぁと思える話です。

この前、この
吃饭了吗?
を朝の10時ごろ中国人相手に使ったら、「今はご飯食べる時間じゃないでしょ?朝の10時だよ?」と
何変なこと聞いてるの?という感じの返事が返ってきました・・・。
中国語の参考書には挨拶代わりに使うと書いてあると話したところ
ああ、食事の時間帯になら使ってもいいけど、全然違うときには使わないとのこと・・・、そりゃそうだよね。
こうやって実際に使って間違えるとすぐに体で覚えるから、恥をかくのは嫌いじゃなかったりします。

中国で人気の淘宝網(Taobao、タオバオ)という通販サイト

中国の人から淘宝網という通販サイトを教えてもらいました。
その人が言うには中国では一番人気がある有名なサイトで自分も時々使っているとのことでした。
中国語だと淘宝网 (日本語だと淘宝網、英語だとTaobao、無理やりカタカナで表すとタオバオワン)ピンインはtáo bǎo wǎng

http://www.taobao.com/

このサイトは前から知っていたんですが、海の宝で海宝と書くと思い込んでました。全然違いますね。
淘 táo は手探りで物を取り出す
宝 bǎo は宝
网 wǎng はネット
なので淘宝网で宝を探すサイトって感じでしょうか。

淘宝网(www.taobao.com)的使命是“没有淘不到的宝贝,没有卖不出的宝贝”。

会社説明のところを見ると上記の説明があります。私の怪しい中国語力で訳すると
「淘宝網の使命は、手に取れない宝物はないようにすること、売れない宝物はないようにすること」
売れない宝物はないと書いているのはこのサイトは拍卖pāimài、つまりオークションをしているからだと思います。
私はこのサイトは日本のヤフーオークションみたいなオークションサイトだと思っていたんですが中身を見るとオークションは一部で普通の通販がメインみたいです。

http://www.taobao.com/about/

淘宝網の会社説明見ると写真が載っています。真ん中に写っている人に見覚えがあると思ったらアリババの創設者の人(马云)ですね。調べたら淘宝網はアリババ(阿里巴巴集団 Alibaba Group)が設立したサイトでした。

いろいろ見てると日本のユニクロのサイトもありました。

http://uniqlo.mall.taobao.com/

値段見てると日本とそこまで変わらないです。
各商品のところを見ると商品のクチコミ情報があって面白いです。これは日本にはない機能ですね。

タオバオとか中国国内のネット通販事情のことを知りたくて以下の2冊を読みました。入門書としてさくっと読むと面白かったです。

50万円でインターネットから中国3億人富裕層と商売する方法
これは中国最大の検索エンジン百度(バイドゥ)の日本法人の人が書いた本。百度の宣伝も入ってますけど、中国の通販事情とか雰囲気をざっくり知るにはいいと思いました。

中国巨大ECサイト タオバオの正体 (ワニブックスPLUS新書)
こちらはタオバオのことを詳しく説明してある本。成功事例とかよりも、タオバオの買い物の仕組みとかを説明してある部分が面白い。私は中国人の友達から聞いて知っていましたが、日本のネット通販とはだいぶん買い物の仕方が違うので興味深いです。特にお客さんとお店の人がチャットで交渉なんてのは面白い仕組みです。

中国のgoogle(グーグル)谷歌

中国にもgoogleがあります。

http://www.google.cn/

中国のグーグルはgoogle 谷歌という名前です。
谷歌のピンインはgǔgēなので中国の外来語に多い音訳のようです。
中国のニュースサイトを見ていると中国谷歌と書かれているのを見かけます。

Google谷歌拼音输入法

ちなみに私はパソコンでのピンイン入力に上のgoogle谷歌のソフトを使っています。

中国版amazonを見てみた。

中国にも通販サイトのamazonがあります。

http://www.amazon.cn/

中国語版アマゾンの名前は、卓越亚马逊(Joyo Amazon、卓越亞馬遜)。
卓越zhuó yuè は”ずば抜けて優れている”の意味。
亚马逊yà mǎ xùn はピンインからみて英語のamazonの音訳だと思います。日本と同じですね。
日本のアマゾンとサイトの作りが同じだから、知らない単語を見てもなんとなく想像できます。あと画像があるからさらに想像でわかりやすい。
日本で売られている商品と全く同じものがたくさん売られているので、その商品説明を見るのは勉強になります。
生活に役に立つ単語が自然と頭に入ってきます。

中国のアマゾンにも日本のアマゾンと同じようにカスタマーレビューがあります。カスタマーレビューに投稿されている内容を見るのは楽しい。生活に密着した、生の情報だから頭に吸収されやすいんでしょうね。

日本から見れる中国の動画サイトについて

中国人の知り合いから中国の動画サイトを教えてもらった。日本でのyoutubeやニコニコ動画みたいな動画共有サイトが知りたかったんですよね。

56.com(56网、56網)
http://www.56.com/
土豆网(土豆網)tǔ dòu wǎng トゥードウワン
http://www.tudou.com/
优酷网 youku.com(優酷網)yōu kù wǎng ヨウクーワン
http://www.youku.com/

この3つをよく使っているとのこと。「56.com」の動画は日本から見れないのがわかっていたから、残りの「土豆网」と「优酷」を試したところ、「优酷」だけは動画の再生がちゃんとできました。でもネット回線の速度が遅いみたいで再生までに時間がかかりますね。

追記
中国の動画サイトのまとめにも書いたけど、こちらにもメモ。

「PPTV」(ピーピーティーヴィー)
日本からは見れない。
2004年12月開始。日本のソフトバンクも出資している。テレビ局と提携して無料で人気番組を流している。専用の視聴ソフトもある。動画を見る前に長い広告が入る。

爱奇艺
日本から見れない。2010年4月開始。中国最大の検索エンジン会社百度が創設。著作権とかに気を使っている印象、中国人に聞くと、あまりこのサイトは使わないとのこと。

Letv乐视网
日本から見れる。速度はまあまあ。2004月4月開始。過去のドラマを見るのに便利。

CNTV
国営放送の中国中央電視台(China Central Television) のネット版がCNTV。若い人はほとんど見ないらしい。広告なし、日本から見れる。

酷6网ku6.com
動画の投稿サイト。酷の発音はクゥーで、英語のcoolの音訳。再生は遅い。日本から見れる。最初に広告入る。

ところで「土豆网」(繁体字だと土豆網)って名前が面白いです、「土豆」の意味は「ジャガイモ」、は「网」は「網」の意味で「ネット」のこと。直訳すると「ジャガイモネット」。芋づるという言葉があるように、ジャガイモってジャガイモ同士がつるでたくさん繋がっているから、それがたくさんの動画のリンクをイメージしてるんでしょうね(想像ですが)。

「优酷网」(繁体字だと優酷網)という名前も面白いです。「优」の意味は「優れている」、「酷」には日本語と同じように「残酷だ、ひどい」という意味もありますが、英語の「cool」の音訳から「素敵な」とか「かっこいい」という意味があるそうです。(酷の中国語のピンイン(発音記号)はkùなのでクーと発音する、kù→cool)。
よって意味は「優れていてカッコイイサイト」って感じでしょうか。

百度视频搜索
http://video.baidu.com/
あと動画の検索は、百度をよく使うらしいです。

中国語の勉強を楽しくやりたいから、いろんな動画を見てみたいんですが、日本からだと自分が調べた範囲ではyouku.com以外は規制がされていて見れないようですね(追記:最近はこれも海外からは見れないみたいです)。あと、中国人と話していてわかったんですが、今は中国では高校生や大学生などネットをよく使う家庭ではほとんどパソコンがあってインターネットを使っているそうです。中国の大学は全寮制なんですが寮では1人1台パソコンを買ってネットは1回線ずつお金を払って使っているそうです。ネットのせいかはわかりませんが、話していても普通の日本人と話しているのと変わらないんですよね。あと日本のアニメとか漫画、ゲームは思っていたより向こうでは知っている人が多くて人気です。まだ中国社会のことは全然わかってないんでいろいろ本も読んでみたんですが、「中国という大難 」は、読みやすい文章で面白かったです、最近文庫化されお手頃価格になっています。