「メモ」カテゴリーアーカイブ

好久不见と好久没见の違いとか

中国語の勉強を始めてから8ヶ月になりました。
中国語の勉強を始めてからは、移動の空き時間などには、必ずmp3プレーヤーで中国語の歌を聞いています。最初はまったく意味がわからず、歌詞を全部訳していました。今は、中国でリアルタイムで人気の曲をメモリに詰め込んで、ランダムに聞いたりもしています。初めて聞く曲でも、気づいたらいつの間にか無意識に意味が頭に入ってくる部分があり嬉しくなりました。このことには、今週になって気づきました。はっきり確認できる成果が出るとさらにやる気が出てきますね。

ところで、タイトルに書いた「好久不见と好久没见の違い」。
これ、最初の頃は全く気にしてなかったんですけど、最近ちょっと気になるようになりました。
「不」は主観、「没」は客観、などの説明が頭に入ってるから、この二つの意味が全く同じでいいのか?と不思議に思ったんです。

試しに検索エンジン(グーグル)で「好久」の2文字だけ入れて表示される検索候補を調べると

好久不见   8480000件
好久没见了 5320000件
好久不见了 3700000件
(好久不見、好久没見は省いた)

という結果だった。「好久没见」が出てこないのは、これを単独で使うことが少ないからなんだろうか。
この結果から見ると、「好久不见」と「好久没见了」がよく使われる表現みたい。ちなみに、百度の検索エンジンで調べると「好久」と入れて表示される候補は「不见~」だけでした。たぶんどれでも意味は似たようなものなんでしょうけど、無理やり日本語の「お久しぶりです」に訳すから、混乱するんだろうなという気がしました。

①好久不见  
②好久不见了
③好久没见
④好久没见了

この4通りについて、今度中国人の知り合いに聞いておこうと思います。
④については、私が持っている参考書に文法の解説がありました。
普通、「没」で否定されると、「了」は消えますが、
語気助詞の「了」の場合は、「好久」などの期間を表す語があると、そのまま残ることができるんだそうです。
例えば、「5日間雨が降っていない」は「五天没下雨了。」となるそうです。

NHK教育の「テレビで中国語」

http://www.nhk.or.jp/gogaku/chinese/tv/index.html
NHK語学番組「テレビで中国語」

私は、今回初めてこの番組を見ました。よくできた番組だと感心しました。結構おもしろいです。これから毎回見ようかな~と思うくらいです(ある程度中国語を勉強した状態で見たから、内容が理解できるので面白かったのかも)。

お笑い芸人の「北陽」の二人はいい味を出しており、中国浙江省出身のローラ・チャンという人はネイティブなので発音はもちろん、発音するときの口の動きなど参考になります。この人来日して3年目くらいだそうですが、異様に日本語が上手です、日本の芸能界で生計を立てているからモチベーションは相当強いんだろうな。今回は杭州が舞台で、現地の人数人に同じ質問をして答えてもらうコーナーがあってそれが良かった。あれ毎回やってるんだろうか。

中国建国60年の北京の軍事パレード

今日10月1日、中国は建国60周年の国慶節(建国記念日)で北京で軍事パレードが行われています。この建国記念の祝日とかで中国では8連休とか10連休になるらしいです。

China Radio International.CRI
CRI(中国国際放送局)、このサイトで祝賀式典の通訳つきの生中継が見れます。
このCRIって広告とかないのにやけに充実した内容だと思ったら中国政府がやっているんですね。便利そうだからこれから利用させてもらおう。

生中継はこちら
(もう中継は終わったようです)

軍事パレードを見てたんですが、中国語は戦車の名前の数字とかほんの少ししかわからなかった~。もっと精進しないと。これを日本語に同時通訳していた中国人アナウンサーの日本語力が非常に正確で聞きほれてしまいました。

あと軍事パレードの最後は空軍の女性パイロットのデモ飛行みたいなものがあったので思い出したんですが、中国って社会的に女性が強いような気がしています。

繰り返し取り出す

前回の記事(インプットよりアウトプットが役に立つのか:参照)で書いた内容ですが、記憶が曖昧なのでもう一度雑誌を読み直したら微妙に内容が違った。前回の記事も少し書きなおしました。

私が興味を持った記事を簡単にまとめると

人間はもともとは生きるために必要なものを記憶する

だから直接生きるのには必要ない歴史の年号などを覚えにくいのは当然

でも必要だから覚えなければならない、どうしたらいいか?

脳に錯覚させる、つまり何度も反復して大切な情報だと錯覚させる

今までは脳は何度も同じ情報に出会うことが記憶に重要だと考えられてきた

最近出た論文で、記憶に重要なのは何度も情報に「出会う」ことではなく、その情報を何度も「引き出す」ことにあるという結論が出ていた。
その論文の内容は以下に簡単に説明してある
http://www.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080402/152046/

要はわからないからといって何度も参考書を見たりするより、わからないままでもとにかく何度も脳から情報を引き出して出力を繰り返すことが効率よく記憶するためには重要だということだと思います。

インプットよりアウトプットが役に立つのか

http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/BA1166.html
日経ビジネスアソシエ09年10月6日号を読みました。
日経アソシエとは週間ダイヤモンドとか週間東洋経済などのいわゆるビジネス雑誌などと同じコーナーにあるビジネスマン向けの雑誌です。

特集は「ビジュアルシンキング」。
面白いのはその特集ではありません。
その中のインタビュー記事で脳科学者の池谷裕二さんの話が面白かった。
ビジュアルシンキングは脳との相性がいいというタイトルですが、その話から少しはずれて最近出た論文の話が興味深い。今までは人間の記憶について、対象となる情報に繰り返し出会う回数が大切だと考えられていたけど、その論文によると、繰り返し情報を引き出すことが重要だという結論が出た(私の意訳)というもの。この論文は今までの常識と違ったのでショッキングだったそうです。

例えば、ある単語を覚えたい場合には、何度も単語帳を繰り返し見るより、一回見てそれを単語帳に何度も書いたり、何度も声に出して発音した方が良いということだと思います。文法も一度参考書を見たら、何度も繰り返し使ってみる。全然覚えられないと悩みながら何度も本を見る暇があったらどんどん書いたり話したりしてみる。これは私の実感としても正しいと思います。何かわからないことや覚えられないことがあると、悶々として、悩んでしまい、内にこもると言いましょうか、自然とアウトプットをどんどんしなくなるんですよね、私の場合。だからポイントはわからなくてもいいから、とにかくどんどん使ってみるという点にありそうです。語学の上達が速い人はこういうことを無意識にやってる気がします。だからといってインプットがいらないわけじゃなくて、インプットが基本で、語学の場合で言えば本を読んだり、話を聞いたり、が大切なのは当然ですが。

よくその国で生活するようになれば、自然とその国の言葉を話せるようになるといいます。ここでポイントになるのは実際に生活すること以外に、アウトプットの機会が増えることにもあるんじゃないかと、日経アソシエの記事を読んで思いました。現地で生活していたら、単語の意味や文法がわかっていなくても嫌でも繰り返しアウトプットする機会が多いですから。だとすると日本国内で、外国語を学習するときに意識して、アウトプットの機会を増やせば語学の学習効率はあがる気がしています。