「単語」カテゴリーアーカイブ

中国らしい単語”经典”(経典)のもう一つの意味

この前、中国人と話していて初めてこの単語の意味を知りました。

经典 jing dian 1声 3声

日本語でも、そのまま経典と訳しますが、経典の他にも意味があるらしいのです。
中国人が「経典の~」と言うので、意味がわからず詳しく聞いてみたら、
例えば、有名なゲームのことを、「经典游戏 jīngdiǎn yóuxì」と言うそうです。
つまり、有名な物、大ヒットした物などを「经典~」として表す単語らしいです。日本語でなんと訳したらいいかはわかりませんがニュアンスは理解できました。辞書を見ると、「経典」の他に「権威ある物のたとえ」と書いてあったので、この意味に近いようです。個人的な感想ですけど、経典と聞くと西遊記で三蔵法師が経典を求めて旅する話を思い出すので、中国らしい表現だなと思いました。

インターネットで中国語のサイトを見ているとゲームの広告などで「经典」という文字をよく見かけるんですよね。
经典歌曲、经典电影、经典小说などもよく使うみたいです。

「泡温泉」の意味

中国人のブログを見ていたら「泡温泉」(pào wēnquán)という単語がありました。
最初はそのまま、泡の温泉とか、泡風呂のことかと思ったんですが、念のために辞書で調べたら「泡温泉」で「温泉につかる」という意味が書いてありました。

「泡」には日本語と同じように「あわ」の意味もあるけど、他に「~に浸す」とか「時間を潰す、入りびたる」の意味も辞書に書いてあり、「泡温泉」の場合は、こっちの方の意味になるようです。

これを書いていて思ったんですが、こういう細かい単語よりもっと頻繁に使うような単語を先に覚えたほうが本当はいいんでしょうね~。まだ重要単語を全然覚えきれていないんですよね。

中国では8とか88という数字は財運があるらしい。

中国語の勉強を始めてから、自然と中国関係の情報にも敏感になってきました。

中国では8が縁起のいい数字だとか財運のある数字だとは何度か聞いたことがあります(香港では車の8ナンバーが凄い高額で取引されるとか)。

ただ、ネットで検索しても、八は中国では昔から縁起がよい数字だとされているとか、「財を成す」という意味の中国語の発音と似ているから8は中国では財運のある数字とされているくらいの情報しか見つけることができなかった。

そこで中国の検索サイト「百度」の「百度百科」で調べてみた。
http://zhidao.baidu.com/

このサイトは、ウィキペディアみたいな物ですが、情報がやけに充実しているんですよね。説明も簡素でわかりやすいし、中国で百度(バイドゥ)のシェアが高いのもなんとなく納得できます。

で、調べてみると
百度百科での「88」の検索結果

ちゃんと88で見つかりました。
中国人は昔から8という数字が好き。理由は8という数字の広東語の発音が財を成すという意味の「发」の発音に似ているから。これは南から北の方に伝わって行ったが、北方の一部の地方では貧しいという別の意味にもなる。(適当な意訳。正確な訳は私の中国語力じゃ無理・・・)
日本の検索エンジンで調べた結果とあまり変わらないけど、広東語の八の発音と、「发」という単語がわかったので良かった。(香港は台湾とかと同じ繁体字だから发は發、たぶん)。香港などで使われている広東語が起源だから、特に香港で8ナンバーが異常に人気だったりするのかといろいろ納得。

中国語では
8(八)という数字の中国語の発音は「bā」
財を成すという意味の「发」の発音は「fā」
発音が別に似てないと思ったら、広東語の「八」の発音が起源なんですねぇ。広東語は相当発音が違いますもんね。

他に、88はネット上では再见という意味の、英語のBYEBYEの音に似ているから、再见と同じ意味で使われるらしい。これほんとよく使われているのを見かけます。BYEBYEに似ているだけじゃなくて、88は財運があるという意味もあるから余計使われているのかなという気がしました。

食べてすぐ寝ると牛になる

「吃完就睡的话,会变成猪的」

この前中国の人と話していて、「食べてすぐ寝ると牛になるよ」と言ったら、中国だと牛じゃなくて豚になります!と言われた。最初は洒落で言ってるのかと思ったんですが、詳しく聞いてみると、中国では牛は働き者の象徴なんだそうです。だから牛じゃなくて豚というらしい。まったく同じようなことわざなのに、牛と豚という違いは文化的な背景がありそうで面白いです。電子辞書で調べたら、「吃完就睡的话,会变成猪的」と書いて意味は「食べてすぐ寝ると牛になる」と書いてありました。見方によっては凄い訳な気がしなくもないです。この「猪」は日本語の漢字を連想してイノシシと勘違いしやすいけども、イノシシじゃなくて普通の豚のことらしいです。日本語のイノシシは中国語では「野猪」。ことわざ一つからでもいろいろ勉強になりました。

「お母さん」と「お父さん」という意味の中国語について

中国語でお母さんは「妈妈」、お父さんは「爸爸」。
これって、日本語でも使うママとパパに発音が似ていると思ってたんですが、ある本を読んでいたら、赤ちゃんはまだ歯が生えていないから、歯がないと発音しにくい音は、赤ちゃんが親を呼ぶときに必要な単語には使われないみたいなことを書いてあってなるほどなぁと思いました。だから世界中で、赤ちゃんが親を呼ぶときの単語の音が似ているんだとか。なんとなく、不思議に思っていたので納得できました。