食べてすぐ寝ると牛になる

「吃完就睡的话,会变成猪的」

この前中国の人と話していて、「食べてすぐ寝ると牛になるよ」と言ったら、中国だと牛じゃなくて豚になります!と言われた。最初は洒落で言ってるのかと思ったんですが、詳しく聞いてみると、中国では牛は働き者の象徴なんだそうです。だから牛じゃなくて豚というらしい。まったく同じようなことわざなのに、牛と豚という違いは文化的な背景がありそうで面白いです。電子辞書で調べたら、「吃完就睡的话,会变成猪的」と書いて意味は「食べてすぐ寝ると牛になる」と書いてありました。見方によっては凄い訳な気がしなくもないです。この「猪」は日本語の漢字を連想してイノシシと勘違いしやすいけども、イノシシじゃなくて普通の豚のことらしいです。日本語のイノシシは中国語では「野猪」。ことわざ一つからでもいろいろ勉強になりました。

「お母さん」と「お父さん」という意味の中国語について

中国語でお母さんは「妈妈」、お父さんは「爸爸」。
これって、日本語でも使うママとパパに発音が似ていると思ってたんですが、ある本を読んでいたら、赤ちゃんはまだ歯が生えていないから、歯がないと発音しにくい音は、赤ちゃんが親を呼ぶときに必要な単語には使われないみたいなことを書いてあってなるほどなぁと思いました。だから世界中で、赤ちゃんが親を呼ぶときの単語の音が似ているんだとか。なんとなく、不思議に思っていたので納得できました。

NHKの文化大革命の特集番組

昨日の夜中、テレビをつけてパソコンで作業をしていたら、NHKで中国の文化大革命の特集番組を流していました。再放送の番組でしたが、面白くてついつい見てしまいました。中国の文化大革命って名前だけは聞いたことがあるんですが(昔、中学か高校の歴史の教科書に載ってた気がする)、それがいったい何なのか全然理解できてなかったです。で、このNHKの番組を見たら、バカにもわかるように丁寧に解説してくれていたので、やっと文化大革命が何なのかだいたいわかlりました。

以前はこういう歴史ドキュメンタリー番組にはまったく興味がなかったんですが、中国語の勉強を始めて、少し中国の人とも話すようになると、自然に興味を持つようになりました。無理にいやいや勉強するんじゃなくて、自然に興味を持って学ぶ、というのは自分の理想とする形だから、こういうことを他の分野でも応用できたらいいなと思いました。

このNHKの文化大革命の特集番組は全部で4回で、10/14~17まであるそうです。たぶん全部見ると思います。

ピンイン~ianの発音にはまる

少しずつ中国語の発音の修正をしているのですが、このピンイン「~ian」の発音をよく間違えます。

例えば、この前は「だんだんと」という意味の「逐渐」(zhú jiàn)という単語を使うことがあったんですが、「jian」の部分をカタカナで表すと「ジィアン」という風に発音してしまってました。電子辞書で発音を確かめて「ジィアン」ではなく「ジィエン」だとわかりました。何度か同じ間違いをしたことがあるから「~ian」の場合は、「a」は「ア」じゃなくて「エ」と発音すると頭ではわかっているつもりが、英語の発音が頭にあるから、体ではまだ理解してないっぽいです。

こうやってブログに書くと理解が深まることが多いので、このピンイン「ian」の発音のことも書いてみました。

了の「~しきれる」という使い方

食事に関する話で、「料理の量が多すぎて、全部は食べきれなかった。」という文を中国語で表したかったのですが、調べてみると「(量が多すぎて)食べきれない」は「吃不了」というようです。

最初は「因为~、所以~」で表現しようと思ったけど、「全部は食べ切れなかった」という表現がわからない。15分くらい考えたけど無理・・・。「~できなかった」は「不能」なのか「没能」なのか、「全部は~」の表現もわからない。取り合えずこれは保留。

で、「吃不了」の「了」の発音は完了とか、語気助詞で使われる「le」じゃなくて「liǎo」。「liǎo」と発音するときの意味は「~しきれる」とかの意味がある。だから「吃不了」で「食べ切れなかった」という意味になる。「吃不了」は「听不懂」のような結果補語と似た仕組みだけど、「吃不了」「吃得了」 以外の形にはならない。だから「吃了」とはいわない。 半年くらい勉強してるのに、この辺のことをまともに勉強したの始めて・・・。最初に文法の本を1冊済ませたときに目にした記憶はあるけど、全然理解してはいませんでした。

「吃不了」「吃得了」と同じように「喝不了」「喝得了」(飲みきれなかった、飲みきれた)という表現もよく使いそう。
あと、「量が多すぎて食べきれずに残す」というときの「残す」という表現は「剩下」。